ワンパターン。

今週のお題「髪型」

今はボブ時代。

今は半年ほど前からボブになっている。白髪をヘナで明るめに染めているので、軽い感じになっているよ。前髪を少し短めにしてもらっている。
畦道の髪は太くて硬くて多くて、根元から力強く立ち上がっているので何もしなくても前髪が浮くのだ。だから眉ギリギリで切って梳いてもらう。

なんだか分からない時代。

子供の頃は母親が私の髪を切っていた。私の母は面倒見がいいし家事も好きなんだけど、自分はなんでも上手だと思い込みすぎていて、髪を切るのも上手だと思っていた。
だから、母が前髪を切った後には学校で前髪ぱっつんとからかわれた。そんなことを言う奴は殴られても仕方ない、だから殴った、いや、罵倒したかな。忘れた。
母が子供の髪を切りたいのは料理を作ったり洗濯したりするのと同じくらい母の楽しみだから仕方ないと思っていたので、中学までは我慢した。
畦道は自分の外見に興味がなかったけど、妹たちはかわいそうだった。学校から帰ったら妹が泣きわめいていて、母が無理やり髪を切ろうとしているところを父が怒鳴りつけているところだった。面倒臭いな髪の毛くらいで、って思ったけど、母が鋏を手に妹に迫っていたのは正直ゾッとした。
近所の美容院にいるのは普通の近所のオバさんで、高校を出るまで二ヶ月に一回くらい切りに行っていた。畦道はお嬢様育ちなので母が付いてきた。お喋りな母がいい加減鬱陶しかった。中学の友達が美容室を手伝っていたのもびっくりした。あんまりびっくりしたので声もかけられなかった。中学出て働いて偉いなあと思った。高校生にもなって母親が付いてくるのが恥ずかしかったのかもな。

バブル時代。

神戸三宮で月に一回は髪を切っていた。母はまだ「お母さんが切った方が上手」と言っていた。何しろ剛毛なので、段をつけた肩までの長さにしていた。どんなく長くても肩につくかつかないかくらい。大学ではボブにして、でも卒業前にバッサリショートにした。剛毛な上にクセが強いので実はショートが似合う。

繰り返し。

何となくボブにして、面倒臭くなるとバサッと切る。別にきっかけはない。夏に傷んでしまうと切ることが多いかな。そうでもないかも。実はあんまり興味がない。
今はどっちかといえば髪型より髪の色が面白い。ヘナで染めた上に木藍で染めてみた。ちょっと暗い色になるのだ。蒼色が重なるからみたい。ヘナと染め方が違うのも面白い。
髪型は美容師さんにおまかせだけど、色は自分で決めたい。
今夜は紅茶を飲んで、出がらしで染めようっと。