すっかり秋でございます。

比較してみた。

涼しくというか、寒くなったね。陽が差すとぬくぬくだし。
さて、再び事務系のハケンとなった畦道。いろんな研修や勉強会に顔を出したりして、本当に事務方に必要な言語って何なのかな、って考えてみたですよ。
まずは分類。事務でよく使う、Windowsにバンドルされているようなソフト群。Excel,Word,Access
これらをOffice系とします。
そんで、ブラウザから見て使う言語、JAVAとかRubyとかをWeb系とします。
多分これからも事務系で行くであろう畦道にとって、どっちが必要なのか。

料理に喩えてみた。

Web系をちょっと囓ってみて、思ったのです。
化学調味料作ってるみたいだなあ。というか、野菜味のカップラーメンとか、クリーム味のパスタとか、イチゴ味のクッキーとか、化学調味料組み合わせて味を作ってるみたい。
Office系はもう少し人間くさい。茄子の炒め物とか、大根の味噌汁、人参のナムル。材料を買い込んできて、レシピに従って作る。時々味見をしながら、ストックしておくこともできる。隣の家から醤油借りてきたりしてね。砂糖を切らしていたらとりあえずコンビニに走ったり、今回はみりんにしておくかあ、とか、融通が利く。
Web系は、確かにかっこいい。プログラム作ってるなあ、っていう感じがする。
でもね。それは事務の効率化にはあんまり関係がない。
事務にとって重要なのは、データの種類。性質。それがどんなデータで、いつ必要で、どのくらいの頻度で更新するべきなのか、それが大事。
例えば、売上の数字。どんな製品がどう売れているか。シャンプーが売れているわりには、それと一緒に使って貰うはずのリンスが売れていない。ということは、もっといいシャンプーが出ればそっちに行ってしまう。季節毎に香料を変えて製品を出しているけれど、結局オリジナルばかり売れている。しかも、オリジナルも伸び悩み、他社で似たような製品が出てからはそっちに取られている。
その原因が何なのか分析するために、ベンダーが作ったWeb系言語じゃ間に合わない。結局エクセルに出してグラフ書いてパワーポイントで比較することになる。ベンダーが数字の意味を理解してることってほとんどないから、システムの改装や改修で実際の業務がスピードアップするなんていうのは夢物語でしかない。

とりあえず知ってはおこう。

畦道は20年前からMacをいじっていて、地味だけど軽くて使いやすいHTMLとかCSSとか手書きしていたので、タグがどういうものかは大体分かっている。その前はNECの88シリーズでマシン語をちょっとだけタイプしたり、ゲーム会社に出入りしてカセットテープにデータ落としているのを見たりしていたから、機械語はちょっと分かる。コンパイル型ならLatexが好き。PDF作るのも好き。
でも、今はエクセルが仕事に生かせる。Javaで組んだシステムに長々待たされるより、ピボット組んだほうが早い。
自分の仕事は何なのか。そして、それに生かせるツールは何なのか。それは自分が得意なツールなのか、つまりは好きなツールなのか。

好きなのでいい。

ハケンは、好きなもので勝負すればいい。自分の武器で自由に戦える、それがハケンの特権だから。自分の力を自由に生かせる、それがハケンで働く意味だから。
畦道は、プログラムは嫌いじゃないけど、そればっかり作っているのは好きじゃない。電話に出るのは嫌いだけど、自分の知識が生かせるなら頑張って話す。説明する。
好きに生きることと、好きなことを生かすこととは違う。ちょっとくらい苦手でも、得意なこと、好きなことの支えがあれば、きっと仕事は楽しくなる。