みんないつかは20代。

年代別投票率見たかな。

総務省のサイトにあった、参議院議院通常選挙における年代別国政選挙の年代別投票率(抽出)の推移。
新聞に出ていたから見た人もいるのでは。


グラフだけ見ていると。

このグラフだけ見ていると、確かに20歳代の投票率って低いよね。
でも、グラフの元になった表を眺めていて、思ったわけ。みんな誰でも20代の頃には投票率が低いのでは。

表でも、20歳代だけ真横に見てると、確かに低い。でも、ここは自分の世代中心に考えてみる。
例えば青で囲ったのが畦道の投票率です。畦道と同世代は、年を取るにつれて投票率を上げてます。

衆議院も見る。

参議院の選挙は平成元年からしかないから、ここは衆議院も見てみましょう。
まずはグラフ。

昭和42年からあります。こっちも表で見てみましょう。

青で囲ったのが畦道の世代。ピンクで囲ったのが10歳下の世代ね。緑が20歳下。
なんだやっばり若者は低いとか言わないで。だって平成8年以降、全体の投票率も下がってます。

何で下がったのか。

畦道の世代はしらけ世代とか新人類と言われているわりには投票には行ってます。昭和40年代に20代だった人たち、団塊の世代ですが、それでも他の年代にくらべると低い。
20代は忙しいんです。学生だったり働き始めたばっかりだったり子供が小さかったり。30代過ぎてくると、余裕が出てくるし、職場で選挙の話も出たりする。しがらみがあったりもしたんじゃないか昔は労組とか。
労働組合の組織率が下がり、畦道みたいな非正規雇用も増え、っていうのもあるんだろうけど、なんか、テレビで選挙をショーアップするようになってから、すっかり投票率が下がった気がする。
幹事長が悔しがってる顔とか、選挙事務所で万歳しているのが流されれば流されるほど、みんな選挙に興味がなくなった。飽きたの。選挙は、神聖なものじゃなくなった。候補者は芸能人と同じになってしまった。
ちなみに。戦後最初の参議院議院選挙、昭和22年、投票率は60.93パーセントです。男性は68.99パーセントで女性は54.03パーセント。さすがにちょっと男女差がありますが、43年の選挙からは女性の方が投票率は高くなり、その後は拮抗しています。女性は選挙に行かないわけじゃない。せっかく識字率高いのに、もったいない。

ビッグデータと騒ぐなら。

政見放送はいつ見ても同じ政党。いつになったらネットでもっと政治の話を自由にできるようになるんですかい。
ビックデータに振り回される前に、国にとって一番大事なのは経済でも福祉でもなくて政治だってこと、ちゃんと見なくちゃ。政治がなかったら国はないんだからね。くちゃくちゃになっちゃうんだからね。