どんなところにでも。

今週のお題「植物大好き」

畦道ってなくらいなもので。

畦道は畦道に咲いている花が好き。すみれとかたんぽぽとかね。強くて香りの強い花が好き。とかいいつつ、トルコキキョウも好きだな。柔らかい花びら触りたいけど売りものだからだめよ、みたいな。
神戸は街路樹まるけなので、今は楠の花が石畳に散って、甘い匂いがします。薔薇園も今が見ごろで、薔薇にかこつけてワインの試飲会が開かれたりします。

ちょっとした発見。

畦道は植物を見分けるのがわりと上手で、菊科とか韮科とか豆科とか薔薇科とか、葉っぱで見分けられます。菊科の花は物静かでひっそりと上品な香り、韮科の花は小さいけど個性的、豆科はちょうちょの形の花がいっぱい集まって蜜も多い、薔薇は花だけではなく苺や桃に林檎まで、美味しい実が成ります。
なのに、ヒメジョオンとハルジオンが違うってこと、知りませんでした。
どちらも菊の仲間、小さくて可愛い花を咲かせます。ヒメはもう少ししてから咲くそうで、ハルジオンはちょっと前に盛りを過ぎました。

こんなところに。

ハルジオンが題名になっている歌を歌っているアイドルグループ、きれいなので時々テレビで見てます。AKBではないよ。
ハルジオンは外来種らしいけど日本の風景に溶け込んでいて、本当にどこにでも咲いてます。畦道が住んでいるマンションの周りの植え込みにもいっぱい咲いていて、嬉しくてぐるぐる見回っていたら、太陽にやられました。太陽ノック。

雑でなく。

雑草、というのは、地味で品がないけど逞しく生命力がある、っていうイメージがあって、だから、違うなと思う。
本当は雑っていうのはいろいろあれこれてんこもりよりどりみどり、っていう意味なんだと思う。自分の好きなところで好きなように咲いて増えて、好きなように風に揺れてる。
畦道も、そんな自由でわがまま、強くて実はけっこうきれいな雑草でいたいです。増えたくはないけどさ。