ここで生きていくよ。

今週のお題「方言」

せっかくなので。

畦道は関西人。せっかくやから関西弁でお送りするわ。
母親は三重県、父親は長崎県出身やから、畦道は血脈的には関西人やないのやけど。もともと関西は人の交流が盛んやから、京都の言葉も大阪の言葉も神戸の言葉もそんなに違いはあらへんのよ。
まあ、神戸は「とー」って言うらしいけどね、大阪の人に言わせると。「今おかあさん買い物行っとー」「ここに置いとーねん」「むっちゃ長いこと電話しとー」現在進行形ね。
でも、畦道は使わへんね。「行っとる」「置いとる」「しとる」っていう共通関西弁になる。はる、っていう絶対敬語もそれほどは使わん。ふざけて「あんた何してはりまんのん」とかは言うけど、一応敬語やからな。使わない。捨てておいて、を「ほかしといて」っていう、けど、子供のうちだけやな。
有名な「京都きーへん大阪けーへん神戸こーへん」。来ない、の関西弁な。でも、畦道はこーへん、きゃへん、って使うこともある。
往ぬ、使わへんしー。古語のナ行変格活用で、ねねぬぬるぬれねよやったっけ、忘れたわ。いね、っていうのは、どっか行け、Go away、のきつい言い方なんやけど、使わへん。
よく使うのは違うを「ちゃう」っていうの。ちゃうちゃうちゃうんちゃう。チャウチャウじゃないんじゃないなあ。ほなら何やねんな。

変な感じする。

畦道の職場は英語が半分くらい混じるんやけど、そやからちょっと英語の勉強もしとるんやけど、英語を発音する時のこそばゆーいというか、しんどい感じな、それって共通語で話す時に似とる。文法まで違う気がするのよ。共通語のアクセント苦手。畦道は本物の関西弁の話し手ではないらしくて、名古屋の人には必ず「名古屋のご出身ですか」って言われるのよ。そのくらい中途半端でも、やっぱり共通語は辛い。話しにくい。畦道は「げら」、よく笑うんやけどお喋りな方やない、だから余計にしんどい。

黙ってい。

東京の人て、東北弁の人いじめるんやて? 田舎臭いって笑うんやて?
何抜かしてけつかんねん、人のこと馬鹿にするほうが馬鹿やわ。
ほんでな、東京の言葉以外は方言て思ってる人。あんたが一番もの知らんから。ほんまの日本の言葉は関西弁やから。世が世なら、日本の中心は京都にあるんやから。
畦道は大阪の人はあんまり好きやないけど、方言を馬鹿にしたりする人はあんまり見たことないな。きれいな東北弁に憧れがあるねんね。
東京で傷ついた東北または北関東の皆さん、関西においでやす。うるさいしちょっと意地悪なとこもあるけど、関西人は、実は北国の味方なんよ。真面目で優しい東北の人たちから、雪の話や山の話を聞きたくて、うずうずしとるんよ。
給料は安いし部屋も高いし狭いけど、人情あついよ。仕事はたくさん、いやぎょーさんあるよ。