めずらしく引用したよ。

今週のお題「今年のベストエントリー」

暇な時に考えた。

今年は3月末まで国関係のところで働いて、7月末からは紙とか石鹸関係のところで働いてて、もうしばらく働く予定なのでわりと仕事した年でした。
で、ちょっと暇だった6月のエントリでは非正規雇用について考えてました。珍しくいろいろ引用しているよ。
ダイヤモンド社のビジネス情報サイト・ダイヤモンドオンライン
http://diamond.jp/
国際基督教大学 八代尚宏教授インタビューの「派遣法改正案は「正社員の雇用」を守るためだった!? 非正社員は誰も救われない・矛盾と罠」という記事を引用しました。
なかなかよい内容でした。ハケンは悪いもの、っていう考えだと何もいい方向に進まない、専門職派遣という待遇で、能力のある個人がその能力を存分に発揮して自由に働けるようにするべきだ、って書いてありました。
畦道はね、別に救って欲しいわけじゃないのよ。ハケンの仕事ってわりと楽しいしさ。仕事も会社も選べるからね。まあそんな高給じゃないけど、畦道は最も税金が高くつくゾーンにいるので、下手に時給が高くなるとかえって税金がめっちゃ高くなってしまうのであったよ。
んで、畦道はこんなことを書いている。
「誰もが働きたい働き方で働ける社会が、労働の自由と権利が保証されている社会でしょ。それこそが、美しい国のありかたでしょ。」
まあね、理想ではある。分かってるよ。
でもね、畦道はハケンだから、仕事を楽しんでもいいと思ってる。ハケンだからこそ、会社の浮き沈みにはらはらすることなく、好きな仕事をしてもいいんだと思っている。
お年寄りはよく言うよね。仕事は辛いもの。自分のしたいことは仕事にできない、自分が苦手なこと、辛いことを仕事にしてこそ一人前だ、って。
そういうお年寄りはね、もともとしたいことなんてないのよ。働きたくないのよ。ごろごろしていたいのよ。でも人に命令はしたいのよ。だから定年退職すると邪魔になるのよ。まあ、会社にいる頃からそうだろうけどさ。

奉仕。

年末に病院に行くことがあって、つくづく思った。病院で働いている人って偉い。一日中立ち続け歩き続けで仕事の責任も重くて、なのに笑顔できびきび動いている。人に尽くすこと、奉仕すること、笑顔で話しかけることが喜びなのよ。それが仕事をする意味であり意義なのよ。
畦道は無理。
畦道は小さい頃体が弱くて、学校を休んで本ばかり読んでいたことがあって、だから大きくなったらお医者さんになって自分みたいにすぐ貧血起こして倒れる子供をもうちょっと元気にできたらいいな、って思ってた。
成績がよかったのは小さい頃だけで、しかもお医者さんになるにはとてもお金が掛かることも知って、さらには、私には人に尽くそう人を助けようっていう気持ちが欠けてるから無理だな、って思った。
奉仕の心。畦道には、皆無とまでは言わないけど、ほとんどないな。そんで立ち仕事は無理だ。人と接することが多いのも苦手だ。子供とか大嫌いだもんな。実は電話も駄目なのよ。人の声が嫌いなの。今の職場は自分専用の電話なので、電話を取り継ぐってことがない。だからだいぶ楽。
ややIT系OA事務ちょっとだけ英語できますよの畦道には、ハケンがむいてる。

要領。

ハケンの仕事は楽しいよとつねづね語っている畦道だけど、みんながみんなハケンに向いているわけじゃない。
ほとんどの男子は向いてない。適応力が低いもん。若い男子は頑張って社員になろうよ。一生同じ会社で居座ろうよ。
若い女子で、英語ができるならハケン向きかな。いろんな会社をのぞいてみて、自分に向いている会社を探そう。会社員になりたいならなってみるのもいいね。
ハケンに一番必要なのは、要領の良さ。人との距離を保てること。職場にこだわらないこと。人間関係に縛られないこと。
自分の時間を持っていること。会社にしか居場所がないような人間にならないこと。
職場からも仕事からも、自由でいること。自由でも不安にならないこと。
一人の人間でいられること。
それが一番、いや、どれも大事。