地味な仕事。

野菜の花は。

野菜の花は地味だけどよーく見ると整った形をしているですよ。唐辛子やピーマンの花は花びらが5枚、白い星みたいです。南瓜の花は大きくて蝶が集まります。サツマ芋の花はめったにみられないけど、朝顔みたいにくるんと丸いのですよ。
さて。地味といえば今の仕事、地味モードに入っています。それは私にとっての地味で他の人にとっては徹夜しなきゃいけないほどたーいへんな仕事なようですが、私は地味。
まあ何しろとにかくすべてのデータの精度が低いので、最終的にはすべてが手作業です。データ量が少ないのに手間ばっかりかかる。
そういうのは私にとって「地味」です。はい、悪口ですよ。精度の高いツールを決断力のある人が使っていれば問題ないところを、誰が何やってるか分からないので全てがたらい回しになっている、効率が物凄く悪い仕事を、私は「地味」と呼んでます。
それは野菜の花が地味なのとは全く異なるのです。野菜の花は実をつけるためにあるわけで、花粉を媒介する虫に見つけてもらえればいいわけで、人間から見て派手だったり華やかだったりする必要はないのですね。
野菜の花は、それ本来の機能が集約された姿をしています。なので効率的なものが好きな人間から見ると無駄がなくて綺麗なんですな。

効率ばかりではないけど。

まあね、効率だけがすべてではないですよ。人間なんだから。ちょっとくらい無駄というか、余裕はあったほうがいい。職場で自分の全てを出し切る必要なんてない。
それに、腰かけのハケンがすべてを把握できるような仕事場でも困るわけですよ。ハケンがしてくれる仕事はここまでね、ってきちんと仕事を配分できることも大事ですよ。
でもねー。一万件程度のデータをアップするのに半年掛かるのって、何ですかね。何の意味があるんですかね。

もういいけど。

ちゃんと説明して欲しいと思っていた時期もあるけど、もう諦めました。だって無理だもん。「地味」だもの。仕事に時間かけるのが使命だもんね。何も考えずにとにかく時間かけるのが。それが仕事だと思ってるもんね。
もういいです。説明してくれなくて。効率を求めても無駄ですね。先送りして忙しそうにしててくださいよ。それが楽しいみたいだし。それが仕事だと思うなら、それでいい。
私は関係ないです。