押しつけられたくないと思う。

今週のお題「プレゼントしたい本」

一回しかない。

顔合わせ結果待ち、どんどん先送りになっています。まあちょっと特殊な仕事だから対象者がいないんでしょうよ。畦道一人しか面談していないから、他の候補者を待っているのだろうなと。
今週は祝日が多いので、来週頭に結果が出ればいいかと。台風も来るしさ。
ということで、今週のお題です。
畦道はこれまでに本をプレゼントされたことは一回しかありません。畦道の友人はみんな読書家で、それぞれ好きな分野があって、さらにはお互いの好きな分野が全く被っていなくて、だからこそ本をプレゼントするという発想も生まれてこなくて。
そのたった一回のプレゼント、確か最初の職場を退職するときだった。親くらい歳の離れた女性から。
畦道が本を読むのがまあまあ好きだって知っている人からだった。サラダ記念日。
これがねえ。

危険です。

畦道は、詞歌は嫌いなのですよ。
本を読むのは好きだけど、本だったら何でもいいわけじゃない。
本だけでなく、音楽も好きだけど、合唱は嫌いです。洋楽は好きだけど全部じゃないし、邦楽はほぼ全部嫌いです。アニメも苦手です。ドラマも日本のはほとんど見ません。映画も見ません。
畦道にサラダ記念日をくれた人は、流行っている本だから、若い人が書いた本だから読みたいんだろうと思ったんでしょうね。
でもね。嫌いなのですよ。江戸時代以前の俳諧連歌、歌謡なんかは好きだけど、明治以降の文学は好きじゃないの。
もとより読みたかったら自分で買いますから。
本のプレゼントは危険です。本を読まない人にとっては迷惑なだけだし、ちょっとでも読む人には「この人って私のことこんな本を読む人間だと思っていたのね」って思われかねない。
ということで、人に本をプレゼントしたことのない畦道でした。

読んで欲しい本はあるよ。

バイオの研修の時に発酵の話で盛り上がって。フライパンで焼けるパンっていっぱいあるよ、本持っているよ、っていう話になって。貸してあげる、ありがとう、っていう話になって。お礼にチョコレートもらって、わぁありがとうチョコレート大好き。そういうのなら意味があるでしょ。
韓国語の教室に通っていた頃、畦道さんポケモン好きでしょ、って子供さんの絵本を見せてくれた人がいて。フシギダネが韓国語の直訳のイサンヘシ(変わった種)になっていて。こういうのはありでしょ。
料理の本は古本屋で探すといいのがある。シリーズものがばらばらになって安くなっていたり、写真が綺麗だったり古かったり、いろいろ面白い。
楽譜もそう。めったにないけど、見つけたら買います。ガンズのギターのソロパートのとことか、絶対弾けないけど楽譜だけ読んで弾ける気になる。美術関係も。これも写真が古かったり新しかったり解説が妙に力入っていたりして、面白いです。
Hela細胞に関するドキュメンタリー、フリーダ・カーロっていう画家のドキュメンタリー、野菜や果物、珈琲や牛肉やベーコンやお茶のドキュメンタリーも面白いけど、そもそも興味がない人に勧めてもしょうがない。
小説もそう。畦道の父親は本をよく読む人で、けど趣味が全く違いました。岩波文庫が一通り揃っていたけれど、父親が読んだ形跡はありませんでした。日本文学全集みたいのもいっぱいあったけど、開くときにぱりぱり音がしたくらいで、一冊も読まれていませんでした。ざっくりいうと父親は中間小説とか時代小説が好きで、畦道は近現代以降なら純文学しか読みませんでした。
なんか、青春小説とか読んで欲しかったみたいだけど、甘ったるいし嘘臭いから嫌いだったなあ・・

自分で選ぼう。

本を読む楽しみは、選ぶところから始まります。だから、どうしても本をプレゼントしたいなら、図書カードにしましょうよ。
畦道も、自分で好きな本を選べるようになってから、読む本の幅が広がりました。家にある本だけ、親が与える本だけではどうしたって幅が狭い。
あ、家に本がない。
いやそれは、どうしましょうね。